ビールの美味しい飲みかた

キンキンに冷やしたグラスに注がれるビールは最高です。しかし、ビールの専門家によると、ビールの香りを引き立たせるには「冷凍庫で冷やしたグラス」に「室温ビール」を入れるのがベストなのだそうです。ビールが室温の時は、冷やしたグラスに注ぐことでビールが美味しく飲める温度まで下がります。すでにビールが美味しく飲める6〜10度(冷蔵庫で冷やした状態の温度)まで下がっている場合は、冷やしたグラスに注ぐと温度が下がり過ぎてしまいます。ビール専門家Cicerone認定者のRyan Dorchakさんは次のように説明しています。



ビール専門家の間では、ビールを冷やされ過ぎているというのが共通の見解です。原文筆者お気に入りのビアバー「Cloverleaf Tavern」のマネージャーRyan Dorchakさんは、「冷たさがビールの風味を曇らせている」と言います。クラフトビールの微妙なホップの違いや、カラメルのような麦芽の風味を味わいたいのであれば、ビールの温度は6〜10度にするのが理想的です。バーでは、湿度と温度が管理されている樽やクーラーでビールを冷やしているので、冷凍庫で冷やしたグラスで飲むと冷やし過ぎなのです。



冷やしたグラスに冷やしたビールを注ぐと醸造所が一生懸命作った美味しいビールの風味が損なわれてしまうという悲しい事実があるようです。

次にビールを飲む時は、最適な温度になるように冷やし方を工夫してみてはいかがでしょう。



Why Chilling Your Beer Glass Isn't a Waste of Time|The Kitchn

Dave Greenbaum(原文/訳:的野裕子)


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