トルコがピスタチオでECOの仲間入り!

トルコはピスタチオ生産大国の1つです。

大量に生産しているということは、この地には大量のピスタチオの殻があることを意味します。今まではゴミ扱いされていた「殻」に白羽の矢が立ちました。

トルコ初のエコ都市ガジアンテプが、ピスタチオの殻をエネルギーに変えるプロジェクトを計画しています。ガジアンテプはピスタチオを生産している中心エリアで、2013年には4000tものピスタチオを輸出した実績があります。そのまま出荷されることもありますが、加工しやすいように殻を取り外したものも多いので、廃棄される殻の量は膨大です。

そんなあり余るほどのピスタチオ殻の可能性に最初に着目したのはフランスの環境工学を専門に扱う企業Burgeapでした。

ピスタチオの殻を燃やしバイオガスを発生させてエネルギーとして活用するというものです。同社によると、都市が必要とする燃料の最大60%を生み出すことができると換算されています。

このピスタチオ・エネルギーの先には、トルコの壮大な計画があります。それは3,200haの広大な土地に10万人が生活するエコなメトロポリスを作ろうというもの。

インドや中国などの、緑の都市を創り出す野心満々の計画に大きな注目が集まっていますが、実際に需要がるのか?うまく機能していくのか?はまだまだ未知数。トルコは、まだ計画段階なので先に進むか分りませんが、少なくともムダになっていたものから新しいエネルギーを作り出すシステムを得るのはイイ事ですよね。



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